着物や浴衣などの和装衣料用ハンガー。和の装いを大切にされるシーンでお使いいただけます。桟が付いているので、帯と着物をセットして掛けることができます。
歌舞伎座の舞台を支えた檜舞台は2020年4月の張り替えにより舞台板としての役割を終えて弊社の技術でこのハンガーに生まれ変わります。
日本が誇る伝統芸能でありユネスコ無形文化遺産でもある歌舞伎、その中心地であり東京の名所でもある歌舞伎座では、現在の第五期歌舞伎座開場(2013年4月)以来多くの歌舞伎俳優によって名舞台が演じられてきました。歌舞伎座の舞台は檜でできているまさに「檜舞台」。この大舞台を支えてきた檜板は2020年4月の張り替えにより舞台板としての役割を終え、このハンガーに生まれ変わりました。
着物や浴衣などの和装衣料用ハンガー。和の装いを大切にされるシーンでお使いいただけます。桟が付いているので、帯と着物をセットして掛けることができます。
高級感のあるカッティングを施したベルト用ハンガー。ベルトを絡ませずに収納可能。5本のベルトを丸めずに収納でき、ひと目でベルトを見つけ出せます。
シャツから薄手のジャケットまで幅広く対応しております。程よい肩の厚みが日常で使いやすいシンプルなデザイン。クローゼットに一本あると便利なアイテムです。
日本固有種の檜は、日本建築の礎である高級木材の代名詞。歌舞伎座の舞台は「丹沢の百年檜」を使って作られています。神奈川県の丹沢山で100年という長い年月をかけて育てられた檜は色も材質も均一で、整った木目の木です。舞台の床面に使われる節のない板は、この丁寧に育てられた檜の木1本から2~3枚しか採れないというほど厳選されたものです。
隈取(くまどり)とは、歌舞伎独特の化粧法。初代市川團十郎が、坂田金時の息子である豪傑坂田金平役を演じた際に、紅と墨を用いて化粧したことが始まりと言われています。隈取には様々な種類があり、今回ハンガーに入れるロゴとして選んだのが「筋隈」。荒事と呼ばれる荒々しく豪快な役柄の隈取で、力強さを表しています。超人的な強さを発揮する正義の味方に使われます。『菅原伝授手習鑑』「車引」の梅王丸などが有名です。
檜舞台板の風合いを残した小さな木片を同梱します。この木片も実際に歌舞伎座の舞台板として使用されていたものです。表面は磨き加工をせず、舞台板として使われていた時の状態をそのまま残しています。裏面にはシリアルナンバーを刻印いたしました。
歌舞伎の舞台では大掛かりなセットも組まれ、舞台板には釘打ちの跡や傷があります。その傷をあえて商品に残しました。完成品のハンガーに釘打ちの跡が残っていますが、パテ埋めをして釘穴を塞いでお召し物が引っ掛かりにくくなるように加工をしております。傷があった部分はその部分を削った後、丁寧にヤスリで磨いてなめらかな状態に仕上げました。
NAKATA HANGER とは国内唯一の木製ハンガー専門メーカーである中田工芸株式会社が、1946年の創業以来蓄えてきた技術と知識と経験を最大限発揮してこだわり抜いた Made in Japan の木製ハンガーです。この度、松竹株式会社と株式会社歌舞伎座の「舞台としての役割を終えた檜材を活かしたい」という想いに賛同し、この歌舞伎座ハンガーを製作いたしました。歌舞伎の舞台では大掛かりなセットも組まれ、舞台板には釘打ちの跡や傷があります。この歌舞伎の歴史が刻まれた檜板を使い、職人の技によって1本1本生み出されるハンガーには「ふくをかける」という想いとともに「服だけでなく幸福もかける」という願いが込められています。