Craftsmanship

最高のハンガーを届ける

私達の技術やこだわりは、さまざまな形があります。

ひとつめは、もちろんハンガーという製品にたいするこだわり。洋服にとって良いか、またそれを使うお客様にとって良いかを常に考えて生産しています。ハンガーのフォルムを生み出す成型と磨き、そして奥深い表情を引き出すための塗装の技術を常に追求しています。

ふたつめは、木製品としてのこだわり。人間に個性があるように、木にも1本1本特徴があります。硬さや風合い、木目のばらつきを職人の目で見極めながら、自然な仕上がりになるように木と語りながらハンガーを作っています。

材料へのこだわり

NAKATA HANGER 製品は主にヨーロッパ産のブナ材を使用しています。適度な硬さを持ち、均質で安定しているブナは、古くからハンガーに使用されています。
技術的には他の木材でもハンガーは製造できますが、ヤニや反りが多い針葉樹だと大切な洋服や生地を痛めてしまいます。広葉樹でも重すぎたり木目が強すぎると使いやすさや美しさが損なわれてしまいます。
丁寧に磨くことで滑らかな仕上がりになるブナは、洋服をかけるハンガーにとって最も適した木材です。

環境への配慮

持続可能な環境を

豊かな森を維持するために、無計画な伐採ではなく、すべて計画的な植林及び伐採のルールの元で管理された木材を仕入れています。
計画的に伐採が行われることで森林内に適度な光が射し込み、下層植生が繁茂します。それにより多くの生物が生息できるようになります。また、幹が太くなることで風雪に強い森林となり、水源かん養機能や土砂流出防止機能も向上します。
このサイクルが成り立つことで、森や地球の環境が保たれます。次世代の未来につなげていくためには、持続可能な環境や社会があるからこそと考えています。

製品づくり

大きいハンガーを作る際に出る端材から小さいハンガーを、小さいハンガーの端材からパンツハンガーを、さらにその端材からクラフト製品を製作し、貴重な自然資源を無駄なく最大限有効活用します。

エネルギー利用

製品に至らないほどの小さな端材は、成型中に出るオガクズと共に工場のエネルギー源として活用します。焼却炉で燃やし、ボイラーで蒸気を発生させることで塗装の乾燥室、曲げ木の加工、暖房に利用しています。

さらなる活用

さらに焼却炉に残った「灰」も利用します。兵庫県の本社が位置する但馬地方の特産品「栃餅」は、作る際のアク抜きに広葉樹の灰が利用されます。端材を燃やすことでできた灰を、地元特産品の生産のために提供しています。