2月8日は木製ハンガーの日

数字の「2」と漢数字の「八」この組み合わせは、まさにハンガーのシルエット！

私たちは毎年2月8日を「木製ハンガーの日」に制定しました（日本記念日協会認定）。どうすれば木製ハンガーをもっとたくさんの人に使ってもらえるだろう。どうすれば木製ハンガーの良さを知ってもらえるだろう。木製ハンガーを通して、ファッションとライフスタイルを楽しむきっかけを作っていこうという記念日です。

今年で3回目の「木製ハンガーの日」。中田工芸の木製ハンガーを通してファッションを楽しむライフスタイルを分かち合う日にしていきたい。毎年2月8日をそんな「木製ハンガーの日」にしていきたいと考えています。そして、木の良さや環境への意識を持ってもらえるきっかけになりますように。

■ハンガーの日 2023 コンテンツ
『人にも服にも環境にもやさしいハンガーを』
フォトコンテスト『あなたが見つけた木製ハンガー』

『人にも服にも環境にもやさしいハンガーを』

近年、環境への配慮は製造メーカーとして真剣に向き合うべき課題となっています。中田工芸は創業以来76年間にわたり、専門メーカーとして木製ハンガーを作り続けてきました。今年の「木製ハンガーの日」では環境との関連性と木製ハンガーの魅力についてお伝えします。

■ 脱プラスチック

近年、脱プラスチックの動きが活発化しています。2022年4月には「プラスチック資源循環法」が施行されました。
大量生産できるプラスチック製品は安価で手にすることができ、カラーバリエーションも豊富で機能的。非常に便利で、プラスチック製品の無い生活はなかなか想像しにくいものです。その一方で、使い捨てになりやすいためにゴミ問題の原因の一つとなっているとも考えられています。また、自然界では分解されないため、マイクロプラスチックや海洋プラスチックゴミなどの問題にも発展しています。
リサイクルや生分解性プラスチックの生産なども進んでいるなか、プラスチックの代替え素材にも注目が集まっています。そのひとつが木材です。

■ 森林資源の循環活用

本来、木材はとてもサステナブルな資源です。持続可能性のポイントは「森林資源の循環利用」という考え方。現在の林業や森林保全においても最も重要な仕組です。「森林資源の循環利用」とは木を植える→育てる→収穫する→使う→新たに植えるというサイクルのことです。この仕組みにより、木材は産出し続けることができる資源となるのです。循環利用サイクルの仕組による森林管理のメリットは以下の通り。

➀木材は再生産可能な資源：良質な木材を継続して産出することができる。
②生物多様性の維持：豊かな生態系を育む森林をつくる。
③水源涵養機能：土壌の保水力が高く、河川に流入する水のろ過と流入量調整の役割を担う。

私たちの生産するハンガーはこのように計画的に管理された森林の木材を使用しています。

■ 中田工芸の木製ハンガーの良さ

中田工芸は木製ハンガーの90%以上をヨーロッパビーチ（ブナ材）で生産しています。ヨーロッパでは19世紀半ばから計画的な森林管理が進められており、「持続可能な森林管理」の概念が根付いています。「森林資源の循環利用」の仕組みが出来上がっているため、安定して上質なブナ材を入手して木製ハンガーを作り続けることができます。
ブナ材はヨーロッパでは古くから家具や食器の材料として使われてきました。アンティークとして今も使われているものもあり、大切に使えば非常に長持ちして風合いが増し、愛着が沸く製品となります。

ブナ材の大きな特徴は二つあります。

➀ 均一で緻密な木目
② 適度に硬質で粘り強い木質

ブナ材は硬質でありながら加工のしやすさと粘り強さを合わせ持っており、曲木にも最適です。この特性により、ブナ材のハンガーは洋服の型崩れを防ぐ曲線を活かしたフォルムを形作ることが可能なのです。緻密できめ細かく均一な木目は研磨により滑らかに仕上がり、塗装もきれいに仕上がるため洋服を傷付けることがありません。ブナ材は木製ハンガー作りに最適な材料と言えます。

木製ハンガーの日 2023
フォトコンテスト結果発表！

フォトコンテストへのたくさんのご応募、ありがとうございました！
今年のテーマは『わたしが見つけた木製ハンガー』でした。
それでは、選考結果を発表いたします。素敵な写真が多く選考委員会は大変盛り上がりました。
こちらで紹介している三作品以外にも素敵な作品がございます。ぜひ Instagram や Twitter でハッシュタグ「#木製ハンガーの日2023」または「#woodenhanger2023」を検索してみてください。

＠pono.pua ミー様

満場一致で選ばれました！シックなハンガーと鮮やかな洋服のコントラストに惹かれました。投稿者様のセンスを感じさせます。手作りの洋服と手作りにこだわる NAKATA HANGER が1枚に納まり、私たちとしてもとてもうれしい一枚です。素敵な洋服をいつまでも大切に着ていただくために、これからも良質なハンガーを作り続けなければ、と思わされる素敵な写真です。

＠bonjiri_eat ぱに様

ハンガーは洋服のために大切なアイテムですが、洋服は人が着るものです。投稿者様と一緒に写る木製ハンガーの写真には温かみを感じます。実際に洋服を掛けようとしている一枚は日常の一場面が切り取られた素敵な写真です。「生活に欠かせない」モノとのコメントにも感激です。

＠mbdesigns23 様

トレンチ形状（首周りの凹凸があるデザイン）は洋服の襟元のストレスを軽減するデザインです。ハンガーの首周りにジャケットの襟が沿う場面が切り取られたこの写真は、洋服のことを考えて生産しているハンガーメーカー冥利に尽きる一枚です。ハンガーの立体感も表現された素敵な写真です。

木製ハンガーの日 2023

フォトコンテスト開催!!

2023年2月6日をもちまして
募集は終了いたしました。

「木製ハンガーの日」を記念して、Instagram＆Twitterにてフォトコンテストを開催いたします。あなたの身の回りにあるハンガーを、ハッシュタグ「#木製ハンガーの日2023」または「#woodenhanger2023」を付けて投稿してみませんか？テーマは『わたしが見つけた木製ハンガー』。お家のクローゼットはもちろん、旅行先のホテルや近所のカフェなど、さまざまな場所で出会ったハンガーを撮影してください。投稿いただいた方の中から、選考と抽選で31名さまに「スーツハンガー」などをプレゼント！皆様のご応募をお待ちしております。