2月8日は木製ハンガーの日

数字の「2」と漢数字の「八」
この組み合わせは、
まさにハンガーのシルエット!

私たちは毎年2月8日を「木製ハンガーの日」に制定しました(日本記念日協会認定)。 どうすれば木製ハンガーをもっとたくさんの人に使ってもらえるだろう。 どうすれば木製ハンガーの良さを知ってもらえるだろう。 木製ハンガーを通して、ファッションとライフスタイルを楽しむきっかけを作っていこうという記念日です。

今年で4回目の「木製ハンガーの日」。 中田工芸の木製ハンガーを通してファッションを楽しむライフスタイルを分かち合う日にしていきたい。 毎年2月8日をそんな「木製ハンガーの日」にしていきたいと考えています。 そして、木の良さや環境への意識を持ってもらえるきっかけになりますように。

木製ハンガーの日座談会

~NAKATA HANGER の職人たちに訊いてみた~

今回は日本で唯一の木製ハンガーメーカー『中田工芸』でハンガー制作・販売に携わっているスタッフ5名で座談会を行いました! まだまだ発信しきれていないハンガーの魅力や制作のこだわり、そしてあふれるハンガー愛をお楽しみください。

  • 業務用ハンガー担当

    お客様の想いをしっかり汲み取る

  • NAKATA HANGER 担当

    海外にも挑戦的に飛びこんでいく

  • 仕上げ塗装を担当

    難しい塗装ほど楽しいタイプ

  • 製造過程の磨きを担当

    自分の技術も磨く日々

  • 商品の梱包を担当

    実は塗装の経験もあり

今日はお集まりいただきありがとうございます!

さっそくですが、皆さんが『お仕事をする中で大切にしているこだわり』があれば教えてください!

お客様が「これがほしい!」と言ったものを形にできるかどうか。 全部の要望を取り入れた形にすることは難しいけれど、お客様がおっしゃったものを作れるように要望を汲み取って様々な提案をしています。
僕たちが考えるのは 営業さんから聞いたことをどれだけ再現できるだろうか ということ。 材質が木なので、やろうと思えばいろんなことができると思う。 それでも中には難しい形のハンガーもたくさんあります。 例えばトレンチがある形状とか。 始めた頃は自分が製作したもの全てがやり直しになったりした思い出があります。 慣れが重要ですね。
経験を重ねてうまくなっていくしかないんだ。
トレンチありのデザインは人気がありますし、NAKATA HANGER のラインナップの中でもお客様が驚く高価格帯商品ですね。 これにかけて立体的にディスプレイしたいんだ!という洋服好きの方のこだわりや、洋服の立体感だったり奥行きだったりというのは、木製ハンガーだからこそできることなんだろうなといつも思います。
「高い技術力で制作しているので価値があります!」ということを広めていけたらいいなと思うので、それがこだわりでしょうか。
なるほど。塗装はいかがですか?
塗装は女性のメイクと一緒なんです!
全員
???
例えば、AさんがBさんのメイク道具一式を使って、Bさんに言われる通りにメイクしても全く同じにはならないのと一緒なんですよ。 肌の色やパーツが違うから。 僕たち塗装課では、そのベースや個性が全く違う木を相手にして、一定のクオリティの商品になるように工夫をしています。
実は昔、私も仕上げ塗装をしていました。 簡単な色でもなかなかいい色が作れなくて、泣くほど難しかったんです。
年間を通して同じ色になるように調整するのが本当に大変なんですよね。 調合した塗料も一日経つとちょっと違うニュアンスの色になってたり、乾燥の過程で当初予定していた色から若干ブレてしまったり…。

みなさんのお仕事の中でのこだわりが見えてきましたよ!

ところで、普段木製ハンガーを作っている皆さんですが、『このハンガーの形が好き』というものはありますか?

僕は NH-2 です。
さっきちらっとお話したんですが、5本全部磨いたときに全て修理で戻ってきた思い出があります…。 今まで磨いてきた物の中で1番難しかった! でもこれを磨けるようになったら楽しいんだろうなと思うので、好きですね。
僕は 輪島塗りハンガー の形ですね。 これが1番好き! 入社する前はNH-2しか知らなかったけど、塗装課で初めて見たときに、トレンチの深さとシャープさに目を奪われました。 めちゃくちゃかっこよくて今でも大好きです! かっこいいんだよなぁ~…。
僕は AUT-09 です。1番使いやすいから。 プラスチックハンガーでも薄いものはあるけど、湾曲しているものはあまりなくて…。 これは肩先の厚みが20mmなのでクローゼットに並べやすいし、整理されて見た目も綺麗でいい。 使い勝手が一番いいので初めてのハンガーにもおすすめできます。
思い入れがあるのは AUT-03 です。 あの重厚さが好きなんです。洋服をかけてもらうとお客さんに納得してもらえると思います。 特に首元の膨らみのおかげで、服をかけると着ている時の立体的な感じが保たれるので洋服にいいんですよ。 あの形が好きでどうしてもあれが欲しいんだと言ってくださるお客様もおられますし、NAKATA HANGER ならではの特徴的なところがあって好きです。
私も AUT-03 が好きですね。 でも、使うならレディースの気軽に使える SET-03 がいいかなあ。 サイズも肩先の厚みもちょうどよくて、色々応用がききます。ジャケットもかけられるし、カーデイガンみたいな軽いものでもいいし。

たくさんあるラインナップの中でも、やっぱり好きな形は人それぞれなんですね。

今後、新たなハンガーを作っていくとしたらどういうものに挑戦してみたいですか?
例えばこれまでだとアーティストやタレントさん、ゲームやスポーツなど様々なところと協業したりしてきたのですが…。

車が好きなのでクラシックカーのメーターパネルをモチーフにしたハンガーを作りたい!
木製で、車に縁があるものをハンガー以外でやってみるのも面白そうですね。
うちの子に聞いたら「なんでもかけられるハンガーが欲しい!」って…
一同
爆笑

あとは、上の子がボクシングをしているんです。それでチャンピオンベルト用のハンガーがほしいと。
もうベルト持ってるんだ!
いえ、これから…未来のために…!笑
趣味でいくと、ドールハウスとか、ドール用のハンガーはどうですか? ドールに拘る方がおられるので、ドールの服のために人間と同じナカタハンガーの形でサイズを変えて…。 優秀な職人はスゴイものが作れるのではなくて、お客さんの要望を形にできる人だと思っているのでぜひ挑戦してみたいです。
毎年ナカタハンガーもなにか違うものを…限定モデルとか?それを揃えてコレクションしたいっていう方もおられるかもしれませんね。
毎年限定色モデルを出して、木材も変えたりしたり…。木の魅力に触れられるものができたら面白そう。

夢が膨らみますね~。 これまでNAKATA HANGER の歴史の中で挑戦していない分野や形に取り組む機会を作っていけたらいいですね。

さて、最後の質問となります。
皆さんが思う『木製ハンガーの魅力』を教えてください。

木のぬくもりが木で作る意味と捉えてもいいのかなと思います。 本当にツルツルのものが欲しかったら木じゃなくてもいいんじゃないかな、と。 節や凹み、凹凸などが木材らしさです。 僕が考える木のぬくもりは今の冬の時期が1番感じられると思う。 針金は冷たいけど木は冷たくないでしょ? 木のぬくもりは冬とかに触った時の冷たさが違う。 人間の五感──触れたときに伝わるところに職人の想いや会社の想いを注いでいけたらと考えています。
同じものがないということですね。 僕の仕事は磨きですが、人の手で磨いているので全部が完全に一致する全く同じ一本はないと思います。
木目も全部違うものね。 同じ形をしているけれども、よく見ると全部違う木目をしているからそれが個性になるんじゃないでしょうか。
確かに。左右同じ木目が美しいと思う方もいれば、個性があるものがいいとあえて左右差があるものを喜ぶ方もいます。 個性豊かなところが木製ハンガーの良さじゃないでしょうか。
木製品だからこそ実現できる形もあります。 お客様が表現したい世界観を形にできるポテンシャルが木製ハンガーの魅力じゃないかなと思います。

本日は貴重なお話をお聞かせいただきありがとうございました!

【終了しました】

フォロー&リポストキャンペーン

木製ハンガーの日2024 プレゼント企画

X(旧Twitter) または Instagramからご応募ください!

応募期間

2024年1月1日(月)00:00~
2024年2月8日(木)23:59まで

賞品