Days of SDGs

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豊岡市主催ワークイノベーションセミナーに登壇しました。
2022/04/13

 

 

3月14日に豊岡市主催のワークイノベーションセミナーがオンラインで開催されました。中田工芸からは代表の中田が市内事業所の事例紹介のため登壇いたしました。

今回のセミナーは【男性育休をチャンスにする これからの職場づくりとチーム戦略】というテーマで、「男性育休取得の推進とその効果について」が主な骨子です。4月から「育児・介護休業法」が改正されることに伴い、改めて各社が定めている育休制度についての点検を促す狙いがありました。

本セミナー冒頭ではNPO法人ファザーリングジャパン理事の塚越学氏による講義が行われ、育休を取得するには企業側からのアプローチが必須であることが述べられました。特に出産後2週間が妊娠婦のメンタルヘルスにおける危険性が高いとのことで、男性職員の育休取得を後押ししながらパートナーのサポートをするように促す必要があることがわかりました。

また、これまでは「母親だからこそできる」というイメージがつきまといがちだった育児についてですが、育児経験によって脳に変化が生じることで育児スキルが向上するという話がありました。これは男女の性別によって効果が分かれることはありません。育休は親になるために必要な期間であると考えることで、当事者に育休取得を促すとともに会社全体での意識を改善できるのではないかと感じました。また、育児スキルの向上はマネジメントスキルの向上にも繋がります。育児に積極的に参加することで、復職後のビジネスの場面においても力が発揮できるため事業所にとってもメリットと言えます。

参加者の感想では「とにかく挑戦してみる、可視化することを参考にします」「担当者が不在時でも他者が即時カバーできる体制を構築していきたい」との声が寄せられました。

職場の意識を変えて行くことは大きな課題となる企業もあるかと思いますが、今後必要となっていくことです。法改正をきっかけに、働きやすい職場環境の整備が進むことを願っています。

中田工芸は自社での事例として『ペアレント休暇(別記事リンク貼る)』を導入したことを紹介しました。合わせて、法律で定められた『子の看護休暇』を有給化したことも紹介しました。ジェンダーギャップ解消に取り組むことで得られた好影響としては、人材の確保や性差を超えた分業化の推進、そして知名度向上などがあげられます。一つの行いが良い影響を多数及ぼし、良質なサイクルが築けていると感じました。

一方で課題も存在します。現在はジェンダーギャップ解消を掲げつつ子育て支援に特に注力している状況です。子育て世代以外の社員も働きやすい環境を作るため、今後は介護支援などの検討が必要です。様々な環境を持つ社員が働きやすい職場の実現を目指して、私達はこれからも取り組みを進めていきます。