Days of SDGs

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竹野浜 海の清掃ボランティア(その④)
2022/10/28

10月23日(日)、たけの観光協会主催の竹野浜清掃ボランティアに参加しました。中田工芸からは社員とその家族を合わせ30名が参加し、地域の方と一緒に活動しました。

毎年10月は「竹野浜海掃除プロジェクト」と題した大規模な清掃活動になっていて、海岸をきれいにする陸上班と海上や海中のゴミを拾うカヌー・ダイバー班に分かれ、竹野浜全体の清掃を行います。数日前は雨が続き天気が心配されましたが、この日は天気良好。

中田工芸は陸上班として、海岸のゴミ拾いをしました。数日前の雨の影響で、海から打ち上がったゴミがたくさんあり、ペットボトル、漁網、発泡スチロール、ビニール袋といったゴミが目立ちます。プラスチックのケースや洗剤の容器、ホースの一部のような大きなゴミも散乱していました。

粉々になった発泡スチロールや流木の間に挟まっているゴミは、拾うのが本当に大変です。

カヌー・ダイバー班が担当した海の中からは、錆びたガスボンベが出てきました。

他にも長いロープや大きなプラスチック容器といった処理困難物として扱われるゴミが回収されました。環境問題の観点からはもちろん、人や海の生物にも危険そうです。

親子で参加した社員は、ゴミについて会話しながら取り組んでいました。
「これはなんのゴミだろう?」「なんでこんなゴミがあるの?」
子どもたちはゴミを拾うだけでなく疑問を持ちながら取り組んでいました。清掃活動の回を増すごとに、子どもたちが成長しているのを感じます。清掃活動をきっかけに、家庭でもゴミの分別やゴミを減らすためにできることを考える時間がうまれていくと嬉しいです。

回収されたゴミの量は、燃えるゴミ40袋、発泡スチロール4袋、ペットボトル1袋、瓶缶1袋、処理困難物10袋。ゴミの種類や量は世界のゴミを集計している機関に報告され、世界の環境保全に役立つデータになるようです。地域での活動が世界につながっていると知り、より達成感を感じました。


今回も地元の方々と交流しながら、海洋ごみの現状を知る有意義な時間となりました。海洋ごみがこのまま増え続けると2050年には海の魚の量よりも多くなるといわれています。今回参加してくれた子どもたちが大人になったときにも、今日の美しい竹野浜であり続けてほしいと思います。