Days of SDGs

# ジェンダーギャップ解消
# パートナーシップ
みやざき女性の活躍推進会議イベント参加レポート
2020/11/16

2020年11月13日に宮崎で開かれた「みやざき女性の活躍推進会議」のシンポジウムに、弊社代表の中田がパネリストの一人として登壇しました。ジェンダーギャップの解消に力を入れる兵庫県豊岡市の一員として参加させていただきました。

テーマは「ウィズコロナ時代に考えるべき経営戦略としてのダイバーシティ」。
「小さな世界都市」を目指す兵庫県豊岡市の取り組みを中貝市長が基調講演という形で紹介し、宮崎の皆さんと共有する貴重な機会となりました。
また、第二部のディスカッションではパネリストとして登壇させていただきました。但馬からの発信だけでなく、宮崎の皆様から刺激や学びをいただくこともでき、とても素晴らしいイベントとなりました。

【豊岡市の取り組み】
兵庫県豊岡市は、世界に通用する地方都市になるために解決すべき課題を4つ設定しています。その中のひとつが「ジェンダーギャップの解消」です。
これはジェンダー平等や女性のエンパワーメント推進の世界的な流れと合致しています。
我々も従業員の働く環境を整備し、働きがいの創出のために重要な課題だと認識しており、具体的な取り組みを開始しています。

今回のイベントのパネルディスカッションでは、中田工芸の具体的な取り組みとして下記を紹介いたしました。

◆地域:豊岡市のワークイノベーション(※1)に積極的に参加し、連携をはかる。
◆ 国 :厚生労働省の「くるみん」マークの取得の活動を開始し、育児と仕事を両立しやすい職場環境を整える。(男性の育休も義務化)
◆海外:国連のWEPs(※2)に署名し活動を推進する。(2020年9月に署名済)

地域から発信し、国が認定する基準を満たしながら、グローバルな基準でジェンダー平等の実現を図る取組みを「中田工芸のジェンダーギャップ解消のための3本の矢」として、中身を伴いながら着実に活動していくということを宣言しました。

ジェンダーギャップ解消の取り組みは働き方改革とも関わってきます。
社員一人ひとりの働きがいの創造や能力開発を行うことで、各々が持つ能力を発揮できる労働環境整備の推進に繋がります。この流れを通じて、経済的成長も実現させる活動を行っていきます。
そして、企業として生き残るためにダイバーシティがどのような役割を持っているのかを社員一人ひとりに伝える必要があります。

良いことだというポジティブな声がある一方で、まだ理解ができない社員も存在します。 社員全員が正しく現状を把握し、この取り組みが未来に向けた行動であることを理解するためのコミュニケーションを続けることが大切だと私たちは考えています。

上記の3本の矢を放ち、しっかりと的を射るためにはこれらを経営戦略に落とし込まなければなりません。

今回のシンポジウムに参加させていただいたことで、豊岡市と中田工芸が取り組むジェンダーギャップの解消の活動は地域を超えてこれからの地方創生の重要なテーマになっていくことを確信しましたし、着実に実行していく決意を新たにしました。

今回のイベントでは宮崎県の関係者および豊岡市役所の担当者の方々に大変お世話になりました。大変貴重な機会をいただき改めて御礼申し上げます。

※1 ワークイノベーション:豊岡市が「多様性を受け入れ、支え合うリベラルな気風が満ちたまちづくり」を進めるために平成31年1月に策定した、ジェンダーギャップの解消に関する取組み。
https://www.city.toyooka.lg.jp/shisei/chihososei/1007000/1008794/index.html

※2 WEPs: 2013年に国連グローバル・コンパクトとUN Womenが共同で策定した「女性のエンパワーメント原則」(WEPs=Women’s Empowerment Principlesの略)で、企業がジェンダー平等を経営の核に位置付け、自主的に取組むための行動指針。
https://www.weps.org/

 

 

 

 

みやざき女性の活躍推進会議様の公式HPにて、今回のシンポジウムについての報告がまとめられています。
よろしければこちらもご覧ください。

https://mjks.jp/news/2228