7月1日の海開きに合わせて、中田工芸本社の地元にある竹野海岸のボランティア清掃活動に参加しました。一昨年から継続して参加しており、中田工芸としても恒例の活動となります。当社からは社員とその家族、あわせて32名が有志で集まりました。
そして今回はなんと、当社のお客様が参加してくださるという嬉しい出来事がありました。私たちが海岸清掃に参加していることを知り、一緒に参加したいと申し出ていただきました。ハンガーづくりとは別のところでこのような輪が広がったことに感動しました!
たけの観光協会の主催で、朝8時から夏を感じさせる太陽のもとで地元の方々と海岸のゴミ拾いを開始しました。
砂浜には大きなゴミは少ないものの、プラスチックの破片や、バラバラになった発泡スチロール、たばこの吸殻、飲食物のゴミが目に留まりました。きれいに見える砂浜でも砂の中にゴミが埋もれており、細かいプラスチックゴミはきりがないほどありました。いくら清掃していてもゴミは再び出てしまうので、継続することの大切さを痛感します。
波打ち際にも発泡スチロールの破片を見つけました。そのまま放置されていると海に流され、海の中のゴミとなってしまいます。
海のゴミのうち目に見えるゴミは全体の5%で、その他のゴミは海の中を漂っているといわれています。流されてしまうと拾うことが難しいので、小さなゴミであっても砂浜にあるものは可能な限り取り除くことが大切です。
今回も多くの子どもたちが一緒に頑張ってくれました。「ゴミ見つけた!」「これは貝殻じゃなくてプラだ!」と、毎回親子で参加しているご家庭ではお子さんもゴミ拾いが得意になってきた様子。日頃からゴミがあれば拾う、海で遊んだらきれいにして帰ろう、と親子での会話もうまれ一緒にSDGsを考える時間になったのではないかと思います。
この日も竹野の海は青く透き通り、本当にきれいでした。Iターンで入社した新入社員も、初めて見る竹野海岸の美しさに目を輝かせていました。
竹野海岸は地元が誇る美しい自然の一つで大切な観光資源でもあります。海水浴シーズンになると、この海を求めて各地から観光客が訪れ賑わいます。きれいな海を守ることは環境だけでなく、地域や観光産業の活性化を促し、地域の人々の生活を守ることにもつながっていると思います。
私たちはボランティア清掃を通してつながった方々や社会とのご縁に感謝し、今後も環境や地域のためにできることに取り組んでまいります。