SDGsを根付かせるために
2022/01/21
中田工芸では、社内にSDGsを根付かせることを課題の一つとして社内啓蒙に取り組んでいます。啓蒙活動として、本社岩中工場の掲示物にSDGsを意識できる工夫をしました。
工場内にある自社の木屑炊きボイラーでは、ハンガーを作る時に発生する端材や木屑を焼却します。その際に発生した熱エネルギーを曲げ木のために木材を蒸す工程と塗装を乾かす工程で利用しています。資源を無駄なくつかうための取り組みで、SDGs目標12「つくる責任 つかう責任」、目標13「気候変動に具体的な対策を」と関係する仕組みです。
このサーマルリサイクルの仕組みを図式にしてボイラー付近に掲示し、熱エネルギーを利用している場所に掲示物をつくりました。当社が取り組むSDGs目標が一目でわかり、現場スタッフが日々行う業務とSDGsのつながりを意識することを目的にしています。また工場見学の際には、見学者にもエネルギーの利用をわかりやすく説明できるようになりました。
社内にSDGsを根付かせるためには他にも課題があり、今後も啓蒙活動の継続が必要です。まずはこれまで行ってきた業務や社内の取り組みを見直し、自分たちの仕事とSDGsを結びつけて考えられるような情報発信と共有を社内で進めてまいります。そして、社員が積極的にSDGsについて考えることでものづくりへの責任感やモチベーションにつなげ、自分の仕事にやりがいを持てるような職場環境を目指します。