2022年11月29日に宮城県気仙沼市で行われた「地域雇用創造協議会」に、弊社代表の中田が登壇し講演を行いました。
テーマの一つとして「女性の雇用拡大と活躍推進」が掲げられました。
中田工芸だけでなく、本社を置く豊岡市全体の取り組みとしても重要なものです。このような活動が気仙沼市においても促進されるために「独自のモデルを地方から創ろう」というタイトルで講演を行いました。
前半は会社の営業方針やブランドの展開について中心に。
後半は性別や世代を超えた働きやすさを作ることについてお話しました、
本年はNAKATA HANGERというブランドが世に出てから15年の節目を迎えました。これまでの道のりの中では台風24号による被災など大きな苦難もありましたが、そのような中でどのようにしてブランドを展開していったのか、これから先の未来では何が重要なのか、私達が掲げている戦略をお話いたしました。
また、豊岡市のジェンダーギャップ解消の取り組みを紹介するとともに、弊社が導入している独自の休暇制度としてペアレント休暇を紹介しました。社員からの評判もよく、働きやすい環境を整えていくことで生産性をあげようという試みでもあります。
また、ジェンダーギャップ解消に取り組むことで採用面での効果があげられたことをお伝えしました。本社がある地域外からもIターンとして若手社員が入社する、以前よりも女性の応募者が増えたなど採用実績にもつながっています。
気仙沼市はKESENNUMA PRIDEを掲げ、震災からの復興のみならず、未来を見据えた種々様々な取り組みを行っています。
私たちは講演の前に気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館を訪れました。当時の傷跡が構成へ残すべき記憶として保存され、私達の目の前に存在していました。明治、昭和、平成…幾度も訪れた津波の被害から、ここ気仙沼市で生きている人々はたくましく立ち上がり、今も海を愛し共に生きてこられています。街を歩いていると、人々の力強さやこの土地への愛情を随所で感じられました。
気仙沼市のさらなる発展を願うとともに未来への取り組みを参考にしながら、私達もさらによりよい社会を作ることができるように励みます。
今回のイベントでは気仙沼市県の関係者およびリクルートの担当者の方々に大変お世話になりました。貴重な機会をいただきましたことに改めて御礼申し上げます。