7月1日の海開きに向け、中田工芸本社の地元にある竹野浜の清掃ボランティアに参加しました。当社からは社員とその家族を合わせて24名が参加し、地域の方と一緒に浜辺の清掃活動を行ってきました。
本格的な夏が近づき段々と気温が上がってきた但馬地方ですが、この日は日差しも強すぎず、動きやすい天気だったので良かったです。
去年の６月に比べると海岸のゴミは少ない印象でしたが、探せばやはり見つかるもの。発泡スチロールやプラスチック、タバコの吸い殻などの小さなゴミを中心に、みんなで少しずつ集めていきます。ごみ袋と火箸を手に、子どもたちも頑張ってくれました。
砂浜に落ちたゴミを拾う中で、細かくなった小さなプラスチックが多く目に留まりました。プラスチックは私たちにとって身近な存在。手軽に使える便利な素材ではありますが、その反面地球に大きな影響を与えていることも事実です。
海に流れて長い時間が経ったプラスチックは、目に見えない大きさにまで分解されて海水に混ざり、海の生き物の体内に入ってしまうそうです。巡り巡って私たちが口にするお魚にも、プラスチックが取り込まれている可能性があるといわれています。ゴミを減らしていくことは環境を守ることであり、私たち自身や未来の子どもたちを守ることでもあると感じました。
この清掃活動は、“既に出てしまったゴミ”を集めることはもちろん、“新たなゴミ”を出さない努力の大切さを考える機会にもなっています。私たちひとりひとりが気を配り、購入するものや使うものを 責任を持って選択していくことが、環境の改善に繋がっていくはずです。今回の清掃活動に参加してくれた子どもたちにとっても、環境について考えるきっかけになればと思います。
清掃活動を終えた後の竹野海岸の景色は、いつにも増してきれいに感じました。今年の夏も、沢山の方が竹野浜に遊びに来て楽しんでくださることを願います。私たち中田工芸は、今後も引き続き地域や環境のためにできることに取り組んでいきます。