Days of SDGs

# 環境配慮
# つくる責任
「木灰」の再利用にチャレンジしました(灰の洗剤づくり)
2023/08/07

中田工芸は日本唯一の木製ハンガー専業メーカーとして、毎日天然資源である「木」と関わっています。

そんな私たちが環境配慮の一環として取り組んでいるのが「サーマルリサイクル」です。

ハンガーの製作工程で廃棄する木材を焼却する際に生じる“熱エネルギー”を、塗料の乾燥やプレス機で板材を曲げる「曲木」の工程の際に活用しています。

 

今回は、その木端材の焼却後に残る「灰」について

「何かに有効利用できないか?」という社員のアイデアから、木灰を材料にした洗剤「灰洗剤」の作製に取り組みました。

灰をふるいにかけ、お湯を注いで灰と水分が分離するまで数日置きます。

漏斗を使って濾していくと、灰洗剤の完成です。残ったペースト状の灰は「研磨剤」として使用できます。

灰洗剤と研磨剤を実際に社内清掃で使ったところ、床や玄関の汚れが綺麗に消えました。

期待以上の効果に、社員からも驚きの声が上がります。

社内で行う年末の大掃除にも活躍しそうです。

今後も資源の有効的な活用方法を探しながら、環境配慮に取り組んでいきたいと思います。